高儀 EARTH MAN DN-110Liを購入しましたのでレビューしていきます。
私は山で竹を切る作業のために、高儀の充電式の電動のこぎりを購入しました。充電池式のレシプロソーではマキタなど他のメーカーも有るのですが、高儀のレシプロソーは本体と充電池+充電器のセットで実売価格1万円程度という他にはない低価格ということもあり購入することにしました。
この記事では、高儀のレシプロソー-DN-110Li の使用法から感想までを少しづつ書いていきます。
レシプロソーDN-110Li の使用感
高儀DN-110Liの切っているときの感覚は、少しだけ振動が大きいかなと感じます。14.4vでパワーが有ることとバッテリーの重さがありますので、金属や竹など、切り始めが固いものを切る場合にはしっかり押さえつけないと振動によって簡単に跳ねてしまいます。
私の場合は竹を斬りたいために購入しましたので、レシプロソーに求める理想は、こちらの動画のような感じです。
高儀の充電式のレシプロソーではこの動画の2分あたりからのようにサクッと切れる感じではありませんでした。竹林整備での作業を効率的にやるためにはこの動画ように片手で竹を持ち上げてサクッと切りたいのですが、こういう感じが難しいので竹をカットするのに限定すればお薦めはできません。
切るものをしっかり固定して使う分には、役目を果たしました。
レシプロソーの使い方のコツ
電動のこぎり(レシプロソー)はモーターの回転を前後の運動に変えてノコギリを動かしていきます。ノコギリの歯が前後しますので、本体のパワーが有るほどに相当の振動が腕から体全体に伝わることを覚悟しておきます。これは本体をしっかりと押さえつければ大丈夫なのですが、使い慣れていない方ほどに全身に伝わる大きな振動に驚かれます。とくに、頭まで大きな振動が伝わりますので使うのが嫌になるかもしれません(笑)
ここでは、2×4の木を切ることを想定します。
1.木をしっかりと固定します。
2.本体のワークベースを木にしっかりと押し付けます。ワークベースとはノコギリの付け根のところにある金属のことです。ここをしっかり押し付けておかないと、ノコギリの前後のパワーに負けてしまい私達人間の体が揺さぶられます。
3.安全ロックボタンを押しながらスイッチ引き金を掴み、切り始めます。
大切なのは、1と2です。
木をしっかり固定しないと、ノコギリの力に負けて動いてしまって切れません。これは手で切る時と同じですね。
もうひとつはレシプロソーのワークベースをしっかりと木に押し付けておくことです。レシプロソーは想像以上に力が強いものです。きちんと押さえつけておかないでスイッチを入れると次の瞬間揺さぶられてしまいます。
この2点さえ注意すればわりと楽に木を切っていくことが出来るのですが、やはり馴れが必要ですので、がんばってくださいね。
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レシプロソーDN-110Li に刃を取り付ける
レシプロソーは作業前に自分でノコギリ刃を取り付けます。
高儀のDN-110Li にも3種類ほど付属していますが、私はZレシプロソーの木工用を取り付けました。
木工用の替刃を取り付けたところです。しっかりと取り付けボルトを回して作業中に刃が外れないようにします。
レシプロソーでは大抵の機種で六角棒レンチを使って刃の取り付けを行います。
六角棒レンチはL型の両方を使えますので、力を入れやすい方でナットに差し込み締め込んで大丈夫です。
取り付けは、本体の先の方にある取付金具にノコギリ刃を差し込み、刃の穴に金具の突起をいれて六角レンチで締め込むようにしていきます。
この写真ではボルトの頭が下の方向にありますので、ノコギリの歯を突起に合わせたら、本体ごと上下逆にする必要がありました。刃を押さえながら裏返しにすると大丈夫なのですが、刃での怪我を防止する為に軍手などを装着しておいた方がいいかもしれません。
刃の固定用ボルトの回しすぎについて
本体に刃を取り付ける時にボルト緩めるのですが、ボルトを回しすぎて外してしまわないようにして下さい。ボルトを回しすぎてノコギリ刃を押さえるための金具を外してしまうと、元に戻すのが大変です。上の写真のように、取り付け部分の突起に刃を差し込めれば大丈夫ですので、様子を見ながら回していくのが良いです。
取り付けについては、わりと簡単なのですが、初めてレシプロソーを触られる方は必ず取扱説明書を隅から隅まで全部読まれるようにして下さいね。
レシプロソーの刃について
レシプロソーの替刃はZレシプロソー替刃がおすすめです。私は本体と一緒に210mmの竹切り用と木工用を購入しました。高儀の電動のこぎりに付属のものは150mmタイプですので、長さが足りない方は同時に購入されるといいです。Zレシプロソー替刃はスタンダードな商品ですのでホームセンターにも普通に売ってあるところが多いです。
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高儀の追加バッテリーについて
1日中使いたい時には交換用のバッテリーがあると便利です。アマゾンやヨドバシではバッテリーは1つ4500円ほどで売ってありますね。
ところで、高儀の製品はマキタと同じように同じ充電池を使いまわせますので、もし他に欲しい道具があれば、充電器付きのものを買うのもひとつの方法かと思います。
高儀充電池BC-1405Liが付属している製品
製品 | レシプロソー DN-110Li |
ドライバー DDR-144LiA |
インパクト IDR-150Li |
掃除機 VCM-100Li-H |
充電池数 | 1 | 1 | 2 | 1 |
価格 | 9500 | 7500 | 10000 | 6500 |
充電池なし価格 | 6500 | 4500 | 6000 | - |
価格は500円単位で書いています。高儀の製品はシリーズ化されていますので、この他にも色々とあります。
バッテリーをあと2つ欲しいとお考えならば、インパクトドライバーIDR-150Liはバッテリーが2個ついていますのでおすすめです。バッテリー2個にお試しで1000円のインパクトドライバーが手に入ると思えば良いかと思います。
さらに、レシプロソーなどの充電池なし製品とインパクトドライバーを買うと、欲しい道具2つにバッテリー2つ、充電器1つという理想的な環境になったりします。
例えば
レシプロソーバッテリーなし6500円
インパクト10000円
この組み合わせだと、17000円くらいで道具2つとバッテリー2個+充電器が手に入ります(2017年11月において)
色々と調べてみると面白いですね。
まとめ
電動のこぎり、レシプロソーである高儀 EARTH MAN DN-110Li は充電式であるにも関わらず、本体・充電池・充電器、さらに替刃までついて最安で1万円を切る価格というコスパに優れた製品です。
マキタというプロ仕様のものもあるのですがアマチュアの木工DIYで価格を抑えたい時に丁度いいと思います。山で竹を切る用途には…おすすめできるか考えてしまいます。